心中立ての意味
少し前に知った言葉に、「心中立て」があります。
恋人など深い関係のある者同士が一緒に自殺する「心中」は知っていますが、「心中立て」という言葉は初めて知りました。
心中立ての意味を辞書で調べると、以下の二つが出てきます。
① 男女が誓いを立ててそれを守りとおすこと。愛情を守りとおして、他へ心を移さないこと。また、その証拠を示すこと。
② 相手への義理をあくまでつらぬくこと。相手に対して真情を尽くすこと。
男女の関係の意味合いで言えば、①のほうが、ニュアンスが伝わってきます。特に、「証拠を示すこと」が大きそうです。
愛の誓いの証拠と言えば、現代人の感覚からすると、ペアルックや結婚指輪といったものが想像されます。
しかし、昔の人が見せる情愛への誓いの想いは、もっと激しいものがあります。
たとえば、「◯◯命」と、互いの二の腕に刺青を彫る。この辺りは、まだ理解ができるでしょう。
その他に、心中立ての方法として、爪を剥がす、自分の二の腕や太ももを刺すなど、昔の女性は、どうやら自身を傷つけることによって、本気の想いを相手に伝えたようです。
心中して一緒に自殺するよりは、まだ軽いと考えるべきなのでしょうか。
それでも、もし現代社会で愛の誓いのために、太ももを突き刺し、「あなたをこんなにも愛している」と言われたら、メンヘラ扱いをされるでしょうし、男の側も、よほどぎりぎりの情愛に飢えていないかぎり怯えきってしまうかもしれません。
さらに、もっと凄い方法もあります。
心中立てのなかでも、特に衝撃的な愛の誓いが、「小指を切って相手に渡す」というものです。貰っても困る、という狼狽は、もはや現代に侵されてしまっているのでしょうか。
障子を閉め、木枕の上に小指を載せ、カミソリを当て、周りの人間が鉄瓶などを叩きつけて切り落とす。
想像するだけでも、壮絶な光景です。
なんとなく、画家のゴッホが耳たぶを切り落とし、娼婦に送った、というエピソードが思い出されます。
こうした心中立ては、吉原の遊女の話で、吉原には、指を切る道具一式を売る店もあったというのだから、割合にありふれたことだったのかもしれません。
どうもこの心中立て(もっと言えば心中)の起源は、江戸時代の元禄期(1688~1704)に遡るようです。
遊女は、色々な男性を相手にしなければいけないので、意中の男性がいても、なかなか本気の情愛の念を伝えることができませんでした。
心の中を、どうすれば証明できるか、ということで行われたのが、「あなただけを愛している」という旨のことを血判で捺した文書を書いたり、髪をばっさり切って相手に渡す、というもの。
しかし、血判書や髪は、手軽にできることから、乱用されることになり、結果、もっと重く、決意が伝わるものとして、爪を剥いだり、指を切ったりと、「本気」の証明の度合いがエスカレートしていったようです。
ちなみに、子供たちが約束の際に小指を絡めて行う「指切りげんまん」も、この心中立てで小指を切る風習に由来します。
この心中立ての小指に関しては、指の模造品や、首斬り役人から調達した他人の指を与えるなど、実際に自分の小指を切る女性はそれほど多くはなかったという話もあります。
また、9本の模造品を9人に配り、一つだけ本当に好きな人に本物の小指を渡した女性もいたようです。
いずれにせよ、どうすれば「愛の証明」になるか、ということで、どんどん激しく、痛みがあり、取り返しのつかない方法になっていったのでしょう。
その行き着く先が、「死」ということになります。
心中が日本の文化として根付いていくきっかけとなったのが、1703年の近松門左衛門作の若い男女の心中を描いた『曽根崎心中』です。
以降、「心中もの」が流行し、心中事件も多発、江戸幕府が必死に「心中もの」を発行禁止にしたり、心中未遂で生き残った場合に厳格な処置を下すなど、あれやこれやの手を尽くしても、心中の流行は収まらなかったと言います。
鈴木春信『雪中相合傘』 1767年頃
江戸時代の浮世絵師として有名な鈴木春信の『雪中相合傘』は、その当時、若い男女が相合傘で歩くことは一般的ではなく、心中に向かう様子をイメージして描いた作品ではないかと指摘されています。
それから、時代が進み、昭和に入っても、心中にまつわる風習は続き、昭和2年から9年の間に、心中事件で6000人以上が亡くなっているようです。
心中には、どこか日本人の琴線に触れるものがあるのかもしれません。
心中に惹かれる感覚自体はわからなくもありませんが、僕自身は、過去に心中したいと思ったことは一度もありません。
心中という選択肢が浮かばない理由はいくつかありますが、単純に、一人が好き、というのもあります。
一緒に死ぬということは、自分の内側にもっとも相手を入れ込むことでもあって、元来そういうことが苦手だから、心中も向いていない、というのがあるような気がします。
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