死後の準備
先日、ツイッターで死を予感させるツイートのあとに本当に不慮の事故で亡くなってしまったという方のツイートが回ってきました。
最近、身内も亡くなり、ひとは突然死を迎えるのだな、ということを改めて痛感しています。
自分も、もしかしたら明日死ぬかもしれない。
死後のことは、基本は遺族が行うでしょうが、突然死などの場合は自分自身あらかじめ全く準備をしていない場合も多いでしょう。
特に最近のひとは、ツイッターやインスタグラムなどSNSも行っているので、悪口や誰にも言えない悩みを書き綴った裏アカウントも含め、紙の日記以上に見られたくない文章もあるでしょう。
そこで死の準備として、個人的なことも踏まえ、ざっくりと整理が必要なデジタルデータ(パソコンやスマホ、SNS)をまとめたいと思います。
①死後のSNS
ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなど、それぞれ死後の対応は違うようです。
フェイスブックは使用者の死後、あらかじめ指定していた友人や家族の管理で追悼アカウントという形の対応を行ってくれるようです。指定がなくても、死後の家族や友人の依頼で可能で、追悼の場にすることも、アカウントを削除することもできます(参照 : 追悼アカウント|Facebook)。
インスタグラムも同様に、家族や友人によって追悼アカウントへ移行したり、削除することが可能です(参照 : 亡くなった方のInstagramアカウントを報告するにはどうすればよいですか。|Instagram) 。
ツイッターは、権限のある遺産管理人または故人の家族の申請でアカウントを削除することができます(参照 : 亡くなられた利用者のアカウントについてのご連絡方法|Twitter)。
また、Googleの場合は生前に死後の対応を設定しておくことができる、「アカウント無効化管理ツール」が用意され、一定期間使用されていないアカウントの対処法を決めることができます(参照 : 死去したユーザーのアカウントに関するリクエストを送信する)。
いずれにせよ、Google以外は結局のところ家族がアカウントを見つけたあとの話(アカウントの存在自体を知らなければ消えることはありません)になるので、むしろSNSのアカウントは生きているうちに整理しておくほうがよいかもしれません。
②死後のスマホ
データがもっとも詰まっているのは、今やスマホかもしれません。
スマホのロックを解除されれば、あらゆるSNSも自動ログイン(LINEはロック解除が必要)できますし、Gmailや写真、電話帳などの中身も確認できるでしょう。
スマホに入っている主なデータ
- SNSのアカウント情報(ツイッター、インスタグラム、フェイスブック、Tumblr、YouTubeチャンネルなど)
- Gmail、携帯のメール、着信履歴などの交友関係や仕事のメール
- 写真
- 銀行の情報
- ブックマーク
人によるでしょうが、主にプライバシーに関わるのはこの辺りでしょうか。
銀行情報については、僕はゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、ジャパンネット銀行、住信SBI銀行などを使っています。
ただ、それはカードが財布に入っているので、遺族など残された身近なひとが銀行とのあいだでやり取りを行ってくれるでしょう。
自動ログインされるのが、スマホの面倒なところですが、たとえばiPhoneでは、セキュリティの観点から、基本的に遺族であっても暗証番号(パスコード)は教えてもらえないようです。
ユーザーのパスコードについてはAppleでも把握していません。以前、アメリカのFBIが、テロリストが持っていたiPhoneのロックを解除するようAppleに協力を求めましたが、結局応じられませんでした。
またiPhoneでは、暗証番号を10回間違えると自動的にデータが抹消されてしまう設定も可能です。
要するに、遺書ではないですが、ユーザーがメモなどにiPhoneの暗証番号を残しておかないかぎり、当人の死後、永遠にスマホのデータにアクセスすることはできません。
ただ、例外としてFBIがロック解除の協力を要請したイスラエルのセレブライトのような企業に頼る術はあるようです。
死後のパソコンやブログ(アドセンス、アフィリエイト)
パソコンも、ロックがかかっていれば基本的には見られることはないでしょう。
パソコンの場合は、アプリよりはブックマークや履歴が重要で、自動ログイン情報も保存されているので、パソコンのロックが解除されれば、そのまま色々と見られることになります。
万が一のときに見られたくないものがある場合は、突然の死に備えてブックマークの他、写真なども整理しておくとよいでしょう。
ただ、Apple Musicなど月額定額制のものは解約しないと継続するようなので、自分が今どういった有料定額サービスを使っているかは別途メモで残したほうがいいかもしれません。
ワードプレスなどを使ったブログ運営者の場合は、自動更新でないかぎり、サーバーとドメインの契約が切れるとブログも消去されてしまいます。
あとでも触れますが、自分のサイトが死後も残っていてほしい場合は、念の為、サーバー会社とドメイン会社(僕の場合はヘテムルとムームードメイン)のログイン情報はメモ書きとして残しておきましょう。
SNSと違い、ブログやYouTubeは分かりやすく収益が発生するので、今後は相続もどうなるか、形が整理されていくでしょう(YouTuberやブロガーの遺産相続、というのがどうなるか、資産になるのか)。
現状、Amazonアソシエイト以外のアフィリエイト会社は死亡とともに契約は停止、ということのようです(Amazonは名義変更が可能)。
グーグルアドセンスは、管理人の死後でも、新しいユーザーを管理者として設定すれば、新しい管理者が口座変更や支払い受け取り人の変更も可能です。
どれもログイン情報(登録メールアドレスやパスワードなど)は必要になります。
もし故人の遺族の方が見ているときのために、ブログの収益システムを簡単に解説すると、ワードプレスを使用している場合、まず重要なのは、①ワードプレスのログイン情報、②サーバーのログイン情報、③ドメイン会社のログイン情報です。
ワードプレスの場合は、ログイン画面のURLも必要になります(基本状態なら誰でも調べられます)。
また、その上でブログで収益をあげている場合は、広告会社、①グーグルアドセンス、②Amazonアソシエイト、③その他ASP会社(A8.net、もしもアフィリエイト、バリューコマースなど)のログイン情報も必要です。
そして、その広告会社に登録している①銀行口座の情報も重要でしょう(たとえば僕の場合は、主にジャパンネット銀行と三菱UFJ銀行です)。
死後の準備(相続)として、この辺りのログイン情報(パスワードなど)は書き残しておいたほうがいいかもしれません。
収益主体の相続(銀行口座も死後は凍結されるので、一体どうなるのでしょうか)はどういう形になるか分かりませんが、ブログ自体は、ワードプレスでプラグインやテーマの更新(無料で簡単)をしたり、サーバーやドメインの契約更新(有料)を続ければ残り続けます。
まとめ
ひとまずデジタル時代の死後の準備について、個人的なことも踏まえながら整理も兼ねてまとめてみました。
パソコンやスマホの中身は、見られたくないものがあれば、できるかぎり整理しておきましょう。
ただ、基本的にスマホやパソコンは、よほど予想されやすい暗証番号(パスコード)でないかぎりは勝手にログインされることはなさそうです。
いくら親しい間柄や血の繋がった人間とは言え、日記以上に様々な情報が詰まっているスマホやパソコンを死後に覗かれることには抵抗があります。
あらかじめ遺書のような形で、「見ないでほしい」ということは残しておくといいかもしれません。
グーグルは死後のアカウント管理に関するツールも用意してありました。
その上で、必要となる情報は、別途書き残しておきましょう。
- SNS(ツイッターやインスタグラムなどで見られてもよいアカウント)
- ワードプレス(ブログ)のログイン画面URLとログイン情報
- サーバーやドメインのログイン情報
- アドセンスやAmazonアソシエイト、その他ASPのログイン情報
- 銀行口座情報
- 使用している有料定額サービス
こうして必要な情報は書き残し、「スマホやパソコンのデータは消去すること」といった旨も残しておいてもよいでしょう。
写真も、遺品データとして残したいものは見られてもよいSNSアカウントにアップするか、あるいは印刷したりUSBメモリなどにデータ化しておくとよいかもしれません。
面倒ですね。
理想を言えば自分の死と一緒にデジタルデータの全部が消えればいいな、と思ったりもします。
以上、死後のデジタルデータの管理に関する覚書でした。

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