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ミニサイトの定義とは
最近、「ブログ」ではなく「ミニサイト」という言葉が聞かれるようになりました。
これは別にブログの時代が終わってこれからはミニサイトだ、ということではありません。
ブログとミニサイトには、それぞれにそれぞれのメリットや役割があり、またネットで文章や情報を発表して仕事にしたい、というひとにとって向き不向きがあります。
まずは、このミニサイトとは一体何か、ということを簡単に解説したいと思います。
解説の参考書として、和田亜希子さん著『ミニサイトをつくって儲ける法』を参照していきます。
その前に、実際にミニサイトで参考となるおすすめのサイトを一つ紹介します。
離島で開催されるマラソンの情報を集めた『島マラソン情報館』です。
トップページの特に上半分を見ると、「ミニサイト」の特徴がよく理解できます。
さて、その上で、「ミニサイトとは」ということを言語化していきたいと思います。
ミニサイトの定義は特に細かく定まっているわけではありませんが、ざっくりとまとめると次の三点がミニサイトの大きな特徴となります。
- ニッチなテーマ
- コンパクトサイズ
- 終わりが決まった全体設計
以下、一つずつ簡単に解説します。
ミニサイトの特徴①ニッチなテーマ
ブログでもテーマ(題材)選びは大切ですが、ミニサイトでは、特にピンポイントに絞ったニッチなテーマが重要になってきます。
先ほど紹介したサイトで言えば、「離島のマラソンに関する情報」です。
ある一定層は着実にニーズがありながら、見やすく情報が網羅されたサイトがない場合、ミニサイトのテーマにぴったりです。
ミニサイトの特徴②コンパクトサイズ
思いついたらちょっとした期間で完成できるコンパクトな規模のサイトであることも、ミニサイトの特徴と言えるでしょう。
企業が多くのひとを雇って大規模なテーマをつくるには、ちょっとテーマがニッチすぎる。でも、確かに必要としているひとがいる、というポイントが重要です。
と言っても、最初のうちは自分がつくりたいテーマでいいと思います。試しにつくって様子が見れるのもコンパクトゆえのメリットです。
また規模が小さくシンプルなことで、情報を探しにきたひとも、すぐに目的の情報にたどり着くことができます。
ミニサイトの特徴③終わりが決まった全体設計
ミニサイトとブログの大きな違いとして、「終わりがある」ということが挙げられます。
離島で行われるマラソンの数は、現在50前後のようです。
基本、この50の情報をまとめ、このサイトの場合は参加レポートも合わせても、それほど多くの規模ではなく、微妙な情報の変化を修正する以外は終わりもあります。
そのため、ミニサイトをつくる際は、設計図が重要となります。
テーマ : 離島で開催されるマラソンの情報
記事内容 : マラソンの情報(概要、開催日、申し込み締め切り、コース、制限時間、アクセス、公式サイトへのリンク)
情報一覧 : 都道府県別、開催月別、距離別
以上、①ニッチなテーマ、②コンパクトサイズ、③全体設計の三つが揃っているものをミニサイトと定義してもよいでしょう。
カフェ巡りで考える、ブログとミニサイトの違いとは
次に、ブログとミニサイトの違いを、「カフェ巡り」をテーマに考えてみましょう。
カフェ巡りではテーマが大きすぎるので、たとえば、「○○駅のカフェ情報」や、「アレルギー対応可能な都内のカフェ情報」をテーマにミニサイトをつくるとします(ニッチなテーマ)。
ブログだと、実際に行った感想や写真がないと説得力が弱くなりますが、ミニサイトなら、客観的な情報をまとめるので、ネットで調べたり電話で訊いたりするだけでも作成が可能です。
サイトに、「○○駅のカフェ」の情報を、「夜も営業」や、「徒歩5分圏内、徒歩5分以上」など、どういった形で探せるか考えます。
個別の記事では、お店の概要や営業時間、駅からのアクセス、グーグルマップ、公式サイトのリンクなどを掲載しましょう。
基本的には、これでミニサイトは完成です。
あとは、『島マラソン情報館』で言うREPORTの記事を、実際にカフェ巡りをしてサイトに掲載するかどうかですが、このとき、もう一つカフェ巡りのブログをつくってもいいでしょう。
カフェ巡りのブログをつくり、ミニサイトのカフェ情報の下にリンクを貼れば、ミニサイトから、実際に行った感想や写真がたくさん載ったブログ記事に飛べるようにできます。
逆に、カフェ巡りのブログを書いて、そのアクセス動向から、テーマを探ることもできるでしょう。
ミニサイトのテーマ探しの一つとして、このブログから探るという方法もおすすめです。
テーマを絞らない雑記ブログでも、ある程度絞った特化ブログでも、妙にアクセスが多い記事があれば、それがミニサイトのテーマ選びの切り口になります。
ブログとミニサイトは、対立するものではなく、それぞれにメリットや特徴があり、相互補完関係にあると言えるでしょう。
作品型の「縦のミニサイト」
以上のような情報網羅型のミニサイトを横のミニサイトとするなら、もう一つ、縦のミニサイトもあります。
縦のミニサイトとは、体験を中心にした、より作品的なミニサイトです。
具体的な参考サイトとして、『ベランダで鳩が卵を産んだ』を挙げたいと思います。
鳩は、あるときベランダに卵を産みます。そのとき、どんなことが起きるのかをレポートしたのが、このミニサイトです。
我輩は猫である。名前はまだ無い。
これは夏目漱石の『吾輩は猫である』の冒頭ですが、このサイトも、次の一文(記事タイトル)で始まります。
ある日ベランダに鳩が巣を作って卵を産んでいた。
このベランダで鳩が卵を産んだのが物語の始まりで、巣立ちによって完結します。
そして、最後には番外編として、ベランダで鳩に二度と卵を産ませないために著者が行なった対処法が紹介されています。
島のマラソン情報も、鳩の卵体験記も、『ミニサイトをつくって儲ける方法』の著者和田さんの運営するミニサイトですが、数年立った今でも「鳩 卵」「ベランダ 鳩」といった検索ワードから毎日訪問してくれるひとがいるそうです。
こういう体験記を主軸とした縦のミニサイトは、客観性を重視する横のミニサイトとは違い、主観的な読み込ませる文章が重要になるでしょう。
いかがだったでしょうか。
大まかではありますが、ブログとミニサイトの違い、そしてミニサイトでも横のミニサイトと縦のミニサイト(これはわかりやすく説明するために勝手につくった区分です)の違いでした。


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