アドセンスと税金

ブログで収益を得ようと思ったときに、学んでおいたほうがいいことの一つが著作権だとすれば、もう一つは税金のこと。
でも、何かを調べたり文章を書いたり、といったことは楽しくできても、税金となると急に気持ちが前に進みませんよね。
その抵抗感は、「税金を払いたくない」ということよりも、むしろ「よくわからない」とか、「間違えたらマルサがやってくる」といった謎ゆえの恐怖感のほうが理由として大きいひともいるのではないでしょうか。
そこで、ここでは、ブログと税金の関係性について初心者ブロガーさんでも抵抗が少ないように、自分自身も勉強がてら、分かりやすくざっくりと紹介したいと思います。
今回のテーマは、「グーグルアドセンス」です。
アドセンスは税金を払う必要あり?
アドセンスと言えば、グーグルが提供する広告をブログに貼り付けて収益を得る仕組み。ブログの世界では一番有名な広告サービスでしょう。
このアドセンスが、税金を払う必要がない、非課税である、といった情報を流しているひともいるようです。
でも、もちろんアドセンスも税金を払う必要があります。
副業と専業で行っているひととでは、微妙に違いはありますが、いずれにせよアドセンスで得たお金についても、税金を払う(確定申告)必要があります。
ただ、アドセンスで収入が入ってきたばかりのひとは、「え、1円からでも払う必要があるの?」と慌てるかもしれません。
まず、踏まえておきたいことは、税金がかかるのは、収入ではなく所得(利益)です。
所得とは、収入から経費を除いた分のこと。
所得=収入 – 経費
この辺りから急に難しくなってくるんですよね。
経費とは何か、ということもそうですし、経費の範囲はどこまで? ということも曖昧です。
経費とは、「ブログを書く」に当たってかかった様々な費用のことです。ブログ関連の書籍も、経費に含まれます。
パソコンの費用や電気代、家で作業する場合も、一部は経費に含まれます。
この一部というのも、だいたいの自分の感覚によるパーセンテージで、仕事に1/3くらい使用しているなら1/3など。ただし説明が求められることもあるので、多めにするのは避けたほうがよいでしょう。
あとはサーバー代やドメイン代も経費、ワードプレスの有料テーマも経費です。
要するに、仕事に関連するものは経費で、そのぶんを収入から差し引くことができます。
仮にアドセンスの収入が年間1万円だったとして、経費の記録(領収書やレシート)を取っていないと、所得(収益)もそのまま1万円になり、税金を払う必要が出てきます。
だから、ちゃんと領収書やレシートを残して、経費も記録しておくと節税になる、ということです。
所得税と住民税、基礎控除とは
フリーランスのブロガーさんで関わってくる税金には、所得税と住民税とあります。
所得税には、誰でも基礎控除として38万円が引かれる仕組みになっています。
その他、控除はたくさんの種類があり、節税に役立ちますが、ひとまず「基礎控除」をメインに説明します。
所得(利益)が38万円を超えるまでは、税金は払う必要がない、ということです。
先ほども言ったように、所得は収入から経費を引いた分です。そこから、さらに基礎控除38万円を引いた額が「課税所得(税金を払う所得)」です。
課税所得=収入 – 基礎控除(38万円) – 経費
住民税も「所得(利益)」にかかるので、たとえアドセンスの収入が1万円以上でも、経費がそれ以上かかっているなら税金を払う(確定申告)必要はない、ということになります。
ただし、住民税の場合は、所得が発生すれば申告の必要があるので申告するようにしましょう(実際は住民税にも基礎控除33万円あるので、税金がかかるのは、これ以上の所得があった場合のようです)。
まとめ
アドセンスで収入が入っているひと(入る予定のひと)は、とりあえず経費を大切にしましょう。
赤字だから申告しなくてもいいや、と思っていたら、ひょんなことからあとで調査が入って、赤字を証明するもの(レシートや領収書)がなくて収入がそのまま所得となって税金をとられた、といったこともあったようです。
これからアドセンスを始めるひとは、整理も楽になるので、経費の記録を残して月ごとに封筒などにまとめておくだけでもしておきましょう。
また、所得税の場合は必ず基礎控除が38万円が引かれるので、「所得」が38万円を越えないかぎりは確定申告の必要はありません。
個人事業が専業の場合、
事業所得が38万円以下になる場合には確定申告をしなくても良い、とされています。会社に勤めていて副業で事業を運営している場合などは、
副業の合計所得が20万以下の場合は、確定申告する必要がありません。
住民税の場合は、所得がある場合は申告する必要が出てきます。
住民税については、担当が各自治体の税務課なので、もしわからないことがあるようなら自治体に尋ねるようにしましょう。
以上、アドセンスと税金でした。税金については漫画で教えてくれる以下の本がわかりやすいのでおすすめです。

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